横浜市、公共施設16カ所のPPA候補事業者を選定|全施設に蓄電池、2028年3月以降供給

横浜市が公共施設16カ所の太陽光PPA候補事業者を選定。全施設への蓄電池、非常時の自動切替、防水改修、今後の工程を整理します。

横浜市は2026年10月6日、土木事務所、区総合庁舎、消防施設など16施設を候補とする太陽光PPA事業について、東急パワーサプライを受託候補者に選定したと発表しました。評価理由には、太陽光設備出力の高さ、全施設への蓄電池設置、非常時の自動切替、防水改修への対応、市内中小企業の活用が挙げられています。電力供給は2028年3月以降の予定です。

複数の公共施設に太陽光パネルと蓄電池を導入するPPAのイメージ
※イメージ画像
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土木・資源循環・消防など16施設が候補

候補施設には、鶴見・中・磯子・港北・緑の各土木事務所、磯子区総合庁舎、資源循環局の事務所・輸送事務所、横浜市民防災センター、西消防署などが含まれます。施設用途が異なるため、屋根条件、平常時負荷、災害時に残す負荷を施設ごとに確認する必要があります。

発表時点では16施設は導入候補であり、全施設への最終導入、施設別容量、蓄電池容量、PPA単価は確定値として公表されていません。詳細調査の結果で導入範囲が変わる可能性を残して読む必要があります。

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全施設の蓄電池と非常時の自動切替を評価

横浜市は、全候補施設へ蓄電池を設ける提案と、非常時に機器を自動で切り替える利便性を評価理由にしています。公共施設PPAでは、平常時の自家消費だけでなく、停電時にどの負荷へ何時間給電するか、切替方式、復電手順を仕様へ落とすことが重要です。

『蓄電池あり』だけでは防災機能は決まりません。停電時に太陽光を自立運転できるか、蓄電池の最低SOCをどの程度残すか、非常用発電機とどう協調するか、消防・通信・照明などの優先負荷を確認します。

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防水改修を太陽光工事と切り離さない

評価理由に防水改修への対応が明記された点は、既存公共施設のPPAで実務上重要です。契約期間中に屋根改修が必要になれば、パネルの一時撤去、復旧、責任分界、費用負担が発生します。導入前の詳細調査で、防水層の残存年数、固定方法、漏水時の調査範囲を整理します。

消防施設や土木事務所は業務を止めにくいため、工事中の停電、車両動線、仮設電源、騒音、資材搬入も施設ごとの工程条件に含めます。

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2026年10月に協定、2028年3月以降に供給開始

公表工程は、2026年10月に事業協定を締結し、同月から2027年度まで詳細調査と導入工事を行い、2028年3月以降に電力供給を始める予定です。選定から供給開始まで約1年半あるため、構造・防水・系統連系・設備認定・停電工程を逆算して管理する案件です。

  • ✓施設別の太陽光・蓄電池容量と年間想定発電量
  • ✓非常時の対象負荷、継続時間、自動・手動切替条件
  • ✓屋根改修時の撤去・復旧、漏水、費用の責任分界
  • ✓PPA期間、単価改定、中途解約、契約終了時の設備扱い
  • ✓詳細調査で不適合となった施設の扱いと代替候補

POINT

この記事のまとめ

横浜市は公共施設16カ所を候補に、太陽光PPAと全施設への蓄電池導入を進めます。選定後の実務では、施設別の容量だけでなく、非常時負荷・切替方式、防水改修、停電工程、契約終了時までを詳細調査で確定することが重要です。

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