太陽光をBCPに活かすには?停電時に『何が使えるか』を先に決める

自立運転、蓄電池、重要負荷、既設発電機の関係を整理し、非常時に機能する設備計画へ。

太陽光発電設備があっても、停電時に施設全体の電気がそのまま使えるとは限りません。BCPを目的に含めるなら、停電時に維持したい業務と負荷を先に決め、それに合わせて自立運転・蓄電池・配電を設計します。

01

重要負荷を具体的にする

『事業を継続したい』という目的を、電気設備に落とし込む必要があります。照明、通信、冷蔵・冷凍、ポンプ、サーバー、避難所機能など、止められない負荷を洗い出します。

各設備の消費電力だけでなく、起動時の電力、使用時間、同時に動かす必要があるかも確認します。

02

太陽光だけでは時間を選べない

太陽光は日射がある時間に発電します。夜間や悪天候時にも電力が必要なら、蓄電池や既設発電機との組み合わせが必要です。

蓄電池は非常時に残量を確保する運用と、平常時にピークカットなどへ利用する運用のバランスを決めます。平常時の経済性だけを優先すると、停電発生時に必要な残量がない可能性があります。

03

訓練と保守までがBCP

設備を設置して終わりではありません。停電を想定した切替手順、使用可能な設備の表示、担当者への教育、定期的な動作確認が必要です。

  • 停電時に給電する回路・コンセントの明示
  • 自立運転への切替手順
  • 蓄電残量の運用ルール
  • 発電機との役割分担
  • 定期点検と訓練の担当者

POINT

この記事のまとめ

BCP設備は『何時間、何を動かすか』から逆算します。太陽光・蓄電池・発電機を目的別に組み合わせ、運用手順まで決めることが重要です。

本記事は一般的な検討ポイントを整理したもので、個別案件の設計・法令判断を代替するものではありません。設備条件や最新制度は案件ごとにご確認ください。

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